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【「歩き方」が大切である、3つの理由】

歩けているから問題ない・痛くないから問題ないと思っている方!
自分の歩き方が気になってはいるけど、何をどうすればよいのか悩んでいる方!
今回のブログでは、なぜ歩き方が大切であるのか?
「きれいに歩くことの重要性」と、「歩き方を改善するべき理由」について記載していきます。

良い歩きとは?

「歩き」の定義は、「最小限のエネルギーで安全に身体を前方に推進するための四肢の連続的で反復的な運動」とされています。
つまり結論からいうと、「良い歩き方」=「エネルギー効率の良い歩き方」と言えます。
「…?」
分かりづらいと思うので、もう少し詳しく説明していきます。

「歩き方」の重要性

まず、リハビリにおいて「歩き」は「性能(効率性)」と「パターン(歩き方)」の2つに分けて考える必要があります。

「性能(効率性)」とは、歩く「スピード」や「持久力」ことです。

多くの方は歩くことに関して、「性能」の方のみを重要視しがちです。もちろん、「歩き方」以前に、歩けるか歩けないか、歩いて目的地にたどり着けるかどうかの方が大切です。
しかし、その「歩き方」が悪いと、歩くスピードが遅くなり、持久力にも影響させてしまうのです。

車を例にしてみましょう。
車を使うなら、なるべく燃費のいい車の方がいいですよね?

その車のタイヤの空気圧に左右差があると、「走行」は出来るかもしれませんが、乗り心地が悪く、燃費が悪くなってしまうだけでなく、様々な危険性があります。

人間でいう「歩き」も同じです。左右の非対称性など「歩き方」によって、歩く時のエネルギー効率が悪くなってしまい1)、疲れやすくなってしまうだけでなく、他にも様々な悪影響を与えてしまうのです。
様々な悪影響とは、なにか…?

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1) Richard G. Ellis1el al, The metabolic and mechanical costs of step time asymmetry in walking. Proc Biol Sci 280: 20122784,2013

「歩き方」が悪いことによるリスク

脳梗塞の人を例に、「歩き方」が悪いことによって生じる危険性についてお話していきます。

【脳梗塞によって半身にマヒがでてしまい、発症前の「歩き方」とは違うけど歩けはするといったケース】

マヒによって使いにくくなってしまった部位がでると、その機能を補う為に、他の部位が活動してしまうことが多いです。それをリハビリでは「代償運動」と呼びます。

マヒした半身が使いにくいのだから、他の部位が頑張ってしまうのは仕方のないことです。

しかし重要なのは、本当に「代償運動」せざるを得ないのか?ということです。

代償運動をするということは、本来使うべき部位の活動は減ります。すると、本来使うべき部位は徐々に筋力が低下し、衰えていきます。すると、さらにその機能を補おうとして代償運動が増えていくのです。

そうした代償運動が、左右の非対称性を増悪させて、更に歩き方を悪くさせるだけでなく、過剰に使ってしまっている部位に痛みを生み出すことが少なくありません。そういった経過が長くなってくると、結果的に歩くスピードが遅くなり、エネルギー消費も多くなってしまう為、疲れやすく、歩ける距離も短くなっていってしまうのです。

歩きの非対称性が脳卒中後の後期の段階で悪化する2)という報告もあります。

2)Kara K. Patterson, PhD, et al: Changes in Gait Symmetry and Velocity After Stroke: A Cross-Sectional Study From Weeks to Years After Stroke. Neurorehabil Neural Repair 24: 783–790,2010

しかし、これは脳梗塞や脊髄損傷など、マヒを生じた人に限った話ではありません。

膝や腰が痛む方、痛みは出ていないものの歩き方に違和感のある人も同じです!

痛みが出ないように歩いたり、左右の非対称性が強いまま歩いたりするということは、本来使うべき筋肉が十分に使えておらず、それを補うために他の部位が過剰に働いてしまいます。

そうすると、エネルギー効率が悪くなり、歩けても疲れやすくなるだけでなく、関節に負担がかかってしまい痛みを増悪させり、腰など過剰に働いていた部位に痛みが生じたりするリスクがあります!

まとめ

★「良い歩き方」=「エネルギー効率の良い歩き方」

★「良い歩き方」が大切な理由
①歩くスピードや持久力に影響する
②どんどん歩き方が悪くなる危険がある
→本来使うべき筋肉を使わず、他の部位がそれを補うために過剰に働く
→使えていない、本来使うべき筋肉が衰え、さらに他の部位が過剰に働く必要が出てくる
→結果的に非対称性が増悪し、さらに歩き方が悪くなる
③痛みの出現、痛みの増悪のリスクがある

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理学療法士 植松 裕文